1996年2月号

Newtonを使ってメールを出そう!

皆さんはNewtonでメールを送ったことがあるだろうか?Newtonにはシステム標準でメールの送受信の機能が備わっている。折角の機能であるから、是非積極的に利用しよう。何といっても、Newton Mailの特徴はNotepadに書いた絵も送れる点にある。当然、手書き文字(グラフィック)であれば、日本語対応だ。

NiftyserveのNewtonを取り扱う会議室の一つである、FJAMEP Mes.17「じゃんぐる林檎園」では、これを「絵メール」と称して年賀状の交換などにも利用しているようだ。また、エヌフォー社のUniFEPを送信者と受信者の双方が持っていれば、Notepad上の日本語テキストもメールに添付して送ることができる。もちろん、英語テキストのみであれば、Internet上のアドレスへも送ることができる。

さて、Newton Mailへアクセスするには、直接アメリカに電話しなければならないと思われている方も多いと思う。現在では、国内にあるSprint Netまたは、MCI / British Telecomのアクセスポイントを利用して、国内各地のからのアクセスすることが可能である。Sprint、MCIの回線使用料は、Newton Mailのアクセス料金と一緒にクレジットカードの口座から自動的に引き落とされ、各々の会社への登録などの手続きは必要は無い。

日本からNewton Mailを利用するには、Newton Mailのアカウントが必要である。ところが、これが少々癖もので、Newton本体のみを利用してアカウントを取るのは少々難しい。先に述べたように、Newton MailはeWorldの一部であるから、マックを使ってeWorldのアカウントを取れば、同じアカウントとパスワードがeWorldとNewton Mailで使えるようになるので、こちらの方法をお勧めしておこう。

マック本体、モデムはお持ちだろうから、eWorldのアカウントを取るには、専用のアクセスソフトと、オンラインサインアップ用のレジストレーションナンバー、パスワードが必要になる。これらを入手する一番簡単な方法は、下記の本を購入することである。秋葉原のマックショップでは安いところでは3100円くらいで販売されているようだ。

"eWorld The Official Guide for Macintosh Users"
Hayden Books ISBN 1-56830-090-5 $29.95

詳細なアクセスの方法については、SMACLIFEのライブラリに、拙作の"How to Get into eWorld"というファイルがあるのでご覧いただきたい。

さて、純然たる日本語のメールはどうなのだろうか?結論から言えばこれも可能である。鷲見 正人氏の開発したフリーウェアに、ConvMail 1.01(同じくSMACLIFEのライブラリにある)というアプレットがある。これはNewton Mailを利用してインターネット経由で日本語のメールをやりとりするためのツールである。Read Meによると、Out Box 内に待機中の Unicode メールを JIS コードに変換し、JIS コードをサポートしている受信者のメールシステムでメールの内容を確認することを可能にし、また、In Box に入ってきた JIS メールを Unicode に変換することにより Newton で内容を確認することが可能になる。

ただし、ConvMailを利用するにはエヌフォー社のUniFEPが必要である。何故なら、UniFEP に付属する Unicode <-> Shift JIS 変換テーブル(Tables:ENFOUR)およびアップルの ConvertUniJを利用して上記のUnicode->JIS コード変換を行っているからである。

さて、Newton Mailが実用になることは、これで皆さんにもご理解頂けたことと思う。Newtonとモデムさえ持ち歩けば、文字どおりどこでもメールの送受信が可能になるのだ。

また、Newtonをめぐる動きとして、Newton書道や、Dear ザウルスなどなど、市販アプレットも充実してきた。秋葉原の某ショップではNewton書道を利用した作品展も開催されているようだ。グラフィックに強いNewtonならではのお遊びだが、これもNewton Mailで送受信が可能であることを最後に書いておこう。


この文章は1996年1月18日発売のMACLIFE誌に掲載された記事です。従って現時点での情報と異なる点があることを予めご了承ください。