1996年6月号

UniFEP2.0がついに発表された!

皆さんがながらく待ちかねていたUniFEPのOS 2.0対応版が、ついに発表の運びとなった.この記事をご覧になる頃には、日本語対応版のNewton Message Pad 130の情報が皆さんにも届いている頃だろう.国内ではMP120 w/OS 2.0は発売されず、アップグレードのみの対応となり、国内でのOS 2.0は最初からMP130に搭載されてのデビューとなる.今回は、スクリーンショットを含め、日本語化されたOS 2.0の情報をお届けしよう.

さて、OS 2.0になって顕著に感じるのは、圧倒的なスピードアップである.特にFindやAssistを実行した時に実感できる.OS 1.X時代に感じたフリーズしていたと思うような待ち時間が殆どなくなった.また、Macの時計カーソルのようにNewtonのバブルマークが待ち時間に表示されるようになっている.英文の文字認識だけでなく、ローマ字表記での日本名の認識率も、圧倒的に向上した.書き癖をNewtonに学習させる必要も殆ど無くなった.

OS 2.0を手に入れて最初に触る部分に、セットアップ画面がある.最初に設定する部分だけに、ほぼ完全に日本語化されていて有難い.従来のような戸惑いは大幅に削減されるだろう.ステップごとに易しく説明されているので、誰でも簡単に必要なセットアップができるだろう.

Notesの画面でも、日付、時刻はもちろんのこと、「All Notes」が「全ノート」のようにフォルダー名も日本語化されている.またフォントやスタイルの選択、ペンの選択も同様だ.OS 2.0からは、そのまま使えば普通のノートに、新規ボタンから選べばチェックリストとアウトラインのモードが追加になっているのはご存じの通りだ.

Datesの画面を見てみよう.イベントの入力は従来のように時間帯のバーをドラッグすることでも可能だし、新規ボタンから選択できるようにもなっている.ミーティングを選択した場合にはNamesに入力されている人物やロケーションも標準でリンクができるようになっている.加えて、週毎のミーティングやイベント、複数日にまたがるイベント、年間イベントも入力できる.

Extrasのアイコン表示もフォルダーで分類が可能になった.全てのアプレットが表示されるのではなく、Extentionsや、Setupという分類や、それぞれInternal、Cardに保管されているもののみなどと、表示方法を選択することができる.

OS 1.X時代の必需品であった、Newton Connection Kitの代わりにNewton Backup Utilityが用意される.これは、NCKと異なりMac又はWindowsマシン上でのデータの編集はできないが、インストール、バックアップが可能である.バックアップがそれぞれのアプレットごとに取れるようになったので、必要なアプレットのみをリストアすることもできるようになった.Newtonとのコネクションは、従来のシリアル、アップルトーク経由に加えモデム経由でも可能になった.あらかじめ、接続先を登録して接続先のダイヤモンドマークから選択できる.

さて、MP130 w/UniFEPはSystem Memoryが飛躍的に増大したのに伴い、スピードアップと、より安定した日本語環境が構築できた.総じて細かいとことまできちんと日本語化されており、日本語の手書き認識ができない以外にはほぼ完璧に日本語版に近づいていると言えよう.今回のMP130では、いままで少々の我慢が必要だったところが全て改善されている.従来のNewtonユーザーに加えて、新規のユーザーにも広く受け入れられる環境になったといえよう.

最後に、Casual Fontを是非とも日本語対応フォントにしてもらいたいという要望を出しておこう.そして、失ったeWorldの代わりのTCP-IPスタックや、通信ソフトの発売を首を長くしてまっていよう.


この文章は1996年5月18日発売のMACLIFE誌に掲載された記事です。従って現時点での情報と異なる点があることを予めご了承ください。