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1996年7月号
Apple Message Pad 130とUniFEP 2.0
この原稿を皆さんがご覧になる頃には、新しいMessage Pad 130(以下MP130)を手に入れたという報告がパソコン通信上やインターネット上でも話題に上がっている頃と思う。ELバックライト付 Message Pad として海外では既に4月より登場している MP130 であるが、ついに正式に販売を発表した(5月8日付 公式発表)。日本で販売される MP130 は、英語バージョンの MP130 に(株)エヌフォーの日本語入力環境 UniFEP 2.0 がバンドルされた形のものになり、最初から日本語環境が使える状態で出荷される。
 |  | UniFEP 2.0 は日本の Newton ユーザには既におなじみの日本語入力環境 UniFEP の Newton OS 2.0 対応版である。UniFEP 1.x の機能を大幅に強化、インライン入力の実現、内蔵アプリケーションをほぼ完全日本語化。MP130 標準の英語のマニュアルとは別に日本語で書かれた「MessagePad OS 2.0 with UniFEP 解体新書(仮)」(翻訳・出版 エヌフォー)が付属する。
なお、UniFEP 2.0 にバンドル化にともない UniFEP の単体販売は行われなくなる。日本語の手書き認識についてであるが、残念ながら UniFEP 2.0 では実現していない。しかし、エヌフォーと新日鐵の共同開発の日本語手書き入力ソフトが進んでいとのこと、正式リリースはまだ未定であるが、一日も早い実現に期待したいものだ。
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さて、MP130 の特徴であるが、グリーンのELバックライトが装備され、液晶ディスプレイが反射の少ないノングレア・タイプになった。今までのMessagePadに比べて非常に見やすい画面になっている。暗い場所でのメモ書き、電話番号の検索も安心である。内蔵メモリは 2.5MB に拡張され、ユーザの使えるデータ領域は MP120 2MB と同じだが、システムの使用するヒープ領域が2倍になったので体感速度は大幅に向上している。また、旧MessagePadで悩まされたヒープ不足もあまり心配する必要がなくなるだろう。なお、その他のスペックについては MP120 2MB とまったく同じである。
さて、気になる販売価格はオープンプライスとの事だが、この原稿執筆時点では10万円前後と予想されている。今回からはMacintosh と同じ流通経路を通して販売されることになった。現在、本国でもMP130は品薄との情報もあるので、日本のアップルの商品供給体制が少々心配ではある。
| 旧MessagePad(OMP, MP100)からの MP130 へのアッグレードは行われない。ただし、国内正規販売ものの旧MP120 OS 1.x から OS 2.0 + UniFEP 2.0 へのアップグレードが実施される予定である。正式な時期およびアップグレード費用についてはまだ未定であるが、登録ユーザの方はアップグレードの案内を楽しみにしていよう。
なお、UniFEP 2.0 では Newton開発者として有名な鈴木 "Basuke" 陽介氏の最新ユーティリティ TapBar を標準拡張パレットとして採用された。日本におけるNewtonデベロッパのもうひとつの雄、(有)ファクトリーも採用を表明しているので、今までのように UniFEPパレットと F.U.N. パレットというように別々にではなく、統一した環境で使うことができる。 |  |  |
さて、エヌフォーの努力によって、徹底的に日本語化されたMP130であるが、一部のパワーユーザにとっては、何もここまで日本語化しなくても、と評価ヶ分かれそうだ。現在でもMacintoshを英語システムとJLKで使う好き者は多い。日本語が入力でき、表示/印刷が可能なだけで、メニューは英語版のままがよいという我がままな声も聞こえてきそうである。
あとはNifty-Serveやインターネット経由でやりとりできるメールソフトと日本語手書き認識の完成によって、PDAとしてのMessage Padは一応の完成をみることになるだろう。
この文章は1996年6月18日発売のMACLIFE誌に掲載された記事です。従って現時点での情報と異なる点があることを予めご了承ください。
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