1997年4月号

Newton 最新情報 Part II

MacWorld Expo'97
今月号の本誌の特集でもお分かりのように、MacWorld Expo が開催された.前回のExpoではアップルコンピュータ株式会社のブースには Newton が一切展示されていなかったが、本年は専用のミニステージも用意されるとのこと.本稿執筆時点では詳細は分からないが、皆さんのお目当てのMessagePad 2000が何らかのかたちで出展されるだろう.また、例年通り、関根辰夫氏の作成による、ExpoMap'97には感謝である.

Expoでの活動で目についたのは、ユーザーグループ Newton Japanの活躍である.特に、UGのメンバーの作成した、NJ FAQという NewtonBook は、大変良くできており、是非一度ご覧になることをお薦めしておこう.一般的な Newton に関する疑問点は、これでほぼ解決されるだろう.

UniFEP v.2.02
UniFEPのバージョンが2.02にアップされた.登録ユーザーの皆さんのお手元には、すでにCD-ROMのアップデーターが届いていることと思う.従来のアップグレードとは異なり、いきなり登録ユーザーにアップデーターが郵送されてきて、必要の無い方からは、料金着払いで返送するという方法が試された.商用BBSのNIFTY-Serveの関連会議室でもこの方法については賛否両論であるが、なんとも思いきったことをするものだ.

さて、株式会社エヌフォーには、あえて苦言を呈したい.その理由は、このアップデーターがあまりに不親切であるからだ.同封されている印刷物からは、このアップデーターを購入すべきか否かの判断が付かない.加えてたとえ購入を決断しても、初心者の皆さんにとっては、どのアプレットをどういう順番でインストールすればよいのか全くわからないだろう.すぐにエヌフォー社からNIFTY-Serveなどにプレスリリースが流されたが、一部の好事家のための Newton であった頃ならば問題無いが、すでに相当数の出荷がなされているのであろうから、もう少し考えてほしいものだ.

アップグレードの内容については、UniFEP本体のスピードアップや、ローマ字変換キーボード(Romaji.pkg)が埋め込みキーボードとして対応.各辞書に於ける、変換不具合の修正.日本語表記での日付の不具合の修正など、多岐にわたっている.また、外付けキーボードに対応する、バッファ形のキーボードが添付された.外付けキーボードでの入力を多用する方には、スピードアップを含めて大変嬉しいだろう.このようにアップグレードの内容が素晴しいだけに、このようなちょっとした配慮が欠けてしまう点が、なんとも惜しいと考えるのは筆者だけだろうか?

J-Patchが公開された
アップルコンピュータ株式会社は、MessagePad 130 2.0-J(526205) をインターネット上で公開した.アドレスは http://ftp-info.apple.co.jp/reference/messagepad130-2.0-j.html である.

これは、いわゆる日本語パッチ(J-Patch, Japanese Enabler)などと呼ばれているものの最新バージョンである.アップデートの内容としては、横向き方向で、複数ページの書類やファックスが正しくプリント可能となった.特定のアプリケーションで発生していた、ファックス時またはプリント時に端が切れる現象が修正された.Newton Backup Utilityでリストア時に発生する場合があった-28207エラーと再起動される現象が修正された.Megahertz社製 CruiseCard XJ3288 28.8 LandLine/Cellular モデムを含む、いくつかのPCカードモデムを新たにサポートした.大量のメモリを必要とするアプリケーションにおいて発生した問題が修正された.特にNewton Internet Enablerを使用するアプリケーションにおいて有効である.

念のため申し添えるが、このパッチを英語版のMessagePad 130にインストールしようとしても、エラーが起きてインストールできない.正規販売のMessagePad 130 w/UniFEP のためのものである.

普通に使用している限り、パッチが飛ぶということは考えにくいが、現実にNIFTY-Serveなどでは事例が報告されているので、今回のアップルコンピュータ社の英断には拍手を送りたい.

その他の情報
株式会社エヌフォーから、手書きペイントソフト、書道2.01 アップデータが公開された.エヌフォー社のホームページや、NIFTY-Serve の FNEWTON のライブラリに登録されている.この記事をお読みになる頃には、待望の X-Port 1.06J も発売されているだろう.


この文章は1997年3月18日発売のMACLIFE誌に掲載された記事です。従って現時点での情報と異なる点があることを予めご了承ください。