1998年8月号

Newton の通信環境

さて、今回は Newton の通信環境について述べよう.通信と一言で言っても色々な場面を想像されるだろう.ここでは、大多数の皆さんが興味を持たれているであろう、日本語での NIFTY SERVE への接続、インターネットのメール交換、そして Web のブラウズの三点に絞って説明しよう.

NIFTY SERVE への接続
ETerm さて、NIFTY SERVE に接続するといっても目的はいろいろである.メールの交換ができれば良いという方から、会議室でアクティブに発言、レスポンスを付けたいという方までいらっしゃることだろう.現在容易に入手できる、Newton 向け BBS 用日本語ターミナルソフトと言えば、ETerm である.倶楽部Newtonと言えばお分かりであろう、EWordやE漢字で有名なYosさんこと、橋本さんの作品である.

スクリーンショットでお分かりのように簡単な設定で、あっという間にNIFTY SERVEにアクセスできる.基本的にはコマンドでの操作で全く不自由なくNIFTY SERVEを巡回できる.会議室の発言などは、区切りごとに Notes へ落とすことができる.また、会議室への発言や、コメントを付けることも可能だ.加えて、コメントには全文に引用マークも付加される.そして次回のアクセス時に、メッセージを一括して送信することができる.

現在の最新バージョンは、ETerm 1.2.4 であり、http://www.venus.dti.ne.jp/~yos/newton/ から入手できる.このアプレットはメールウェアなので、是非とも作者に励ましや感想のメールをだしてほしい.素晴らしいアプレットを開発、公開して下さっている橋本さんにこの紙面をお借りして御礼申し上げたい.

インターネットメール
有限会社ファクトリーさんから発売されている i-mail は非常に優れたメーラーである.Newton のインターフェースを生かし、あたかも標準のアプレットのように日本語メールのやりとりが可能である.

数回のバージョンアップで、MessagePad 2100 の Newton Language Kit にも早々に対応をしている点もありがたい.基本的には Newton Internet Enabler の設定さえきちんとできれば、全く問題なくメールのやりとりが可能だ.特に Version 1.0.3 からはメール受信の高速化が計られているので、正規ユーザーの方は FNEWTON やファクトリーのホームページからアップデーターを入手されることをおすすめしておこう.

i-mail は、出先からのメールチェックのためにタイトルだけを一旦落として確認し、再度コネクトして選択したメールのみの内容を落とす、といった便利な機能が実装されている.また、Notes に書かれたグラフィックやインクテキストもメールで交換が可能である.

iMail

Web のブラウズ
NewtsCape Newton 用のブラウザーには NetHopper と NewtsCape がある.日本語が必要ならば現段階では NewtsCape が日本語表示に対応している.前者は MessagePad 2100 CD-ROM に入っているのですぐに試すことができるが、日本語の表示はできない.後者は U.S.$ 35.00 のシェアウェアで、http://members.bellatlantic.net/~sweyer/newton/index.htm から落とすことができる.登録されたユーザーだけの Web Page からは最新の日本語版 v.16fJ をダウンロードできる.

どちらもテキストだけでのブラウズができたり、キャッシュの量を制限したりと Newton でのブラウズで不自由の無い設定が可能である.

さて駆け足で Newton の通信環境について説明してきたが、最後に嬉しいニュースが入った.既に Newton 関連のメーリングリストや、BBS で話題になっているようだが、SII から発売された MC-P100 PHS DATA LINK というカード型の PHS では、MessagePad 2100 で問題無く PIAFS(i-mail,ETerm,NewtsCape)・ファックス・音声通話に使えるようだ.もちろん PowerBook や Windows Note でも使用できるから、通信専用と割り切れば良い買い物になるかもしれない.


この文章は1998年7月18日発売のMACLIFE誌に掲載された記事です。従って現時点での情報と異なる点があることを予めご了承ください。